【書評】ボタニカル・ライフ 植物生活 (植物男子ベランダー原作)

梅雨時は雨が多くて、庭仕事の時間がなかなか取れない。

なので、家の中で読書に励む日々が増えてます。

久々に、いとうせいこうさんの「ボタニカル・ライフ 植物生活」を読みました!!

ドラマ「植物男子ベランダー」の原作です。

いとうせいこうさんの園芸エッセイなのですが、

いとうせいこうさんも、カレル・チャペックの「園芸家12カ月」に感動して、無性に書きたいと思ったそう。

たしかに、1月、2月などの文章構成にオマージュ的なものを感じる。(笑)

でも、そこは都会派でハードボイルドなベランダー。

あくまでもガーデナーではないと言う視点が面白いの。

ただ、私自身はベランダでもガーデンでも、園芸として植物の神秘性を味わえる事に違いはないと思うの。

この本を読んで、著者の思いに共感する事が多かったので、そう思ったの。

でも、もちろんベランダーは全てが鉢物。

買ったり、貰ったり、拾ったりした様々な種類の植物を育て一喜一憂する姿は、まるで自分の事が書かれているようで、親近感がわきます。

ベランダで園芸をする方が困りそうな、古くなった土を「死者の土」と呼び大鉢に保存して再利用りたりと表現も発想も面白い!!

「園芸家12カ月」と合わせて読んでみるのオススメです。

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